沖縄昆虫録

素人による昆虫探索記。人によっては閲覧注意

外壁を眺める

雨上がりの午後、近所で虫探しをしました。
生き物探しにおいて、草原を駆け回るだけでは物足りなくなってしまった方々にオススメなのが、コンクリートブロック塀であります。
他とは違った生き物がみられるスポットでもあります。

アマミクロホシテントウゴミムシダマシ
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テントウムシではない上にゴミムシでもない、名前で混乱させられる昆虫です。
体長は5㎜程度と小さいですが、金色と黒の紋を施した体は見つけやすいです。
苔等を食べているとのこと。鮮類か苔類かはたまたどちらも食べているのかわからないですが、苔が生えているところではほとんど見られます。(個人談)

その他
オカチグサ類
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土を見ると、
オカチョウジガイ
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などなど発見できました。


もっと時間をかければ更に種が増えそうです。



興味が湧いた方は外壁を見つめてみましょう。
ぼーっとでも良し、かぶりつくように見ても良し。

そうすれば立派な変質者になります。

飼育日記

シタベニセスジスズメの他に、アゲハチョウの幼虫も飼育しています。

シロオビアゲハ
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まだ3齢くらいでしょうか。
スズメガとは違い、1日のほとんどは動きません。
また、この期間の体の模様は鳥の糞に擬態させているともいわれているので動かないのも納得です。
あと食事量も少ないです。
そう思うと、爆食するスズメガが害虫扱いされるのもわかる気がします。
でも彼らは悪くないのですが。

今年はオオスカシバを見つけたいです。

カミキリ虫からの教訓

近所で春一番に出現する昆虫はモンシロチョウなんですが、
春二番くらいによく見られるのがカミキリ虫です。

オオシマゴマダラカミキリ
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タイワンゴマダラカミキリと酷似しているため、識別が難しい種であります。
腹部の毛有、毛無で識別できるそう。
今度ちゃんと見なければ!

ヒラミレモン(シークヮーサー)の葉や茎の皮を食べています。
茎って結構硬いのですが、それを噛みちぎるくらい顎の力が強いです。容姿とあいまってかっこいいではありませんか。
しかし捕まえるとキーキーと鳴き、まるで「やめてよぅ」と言っているようで、そのか弱さにギャップ萌えを覚えます。
また、交尾を3日間ほど続けるらしいのですが、
私が観察を続けた個体では5日間行っていました。
しかも私が空気を読めず近づきすぎたせいで「きゃっ」という感じで離れていったので、放っておいたらいつまで続いていたかわかりません。
なんといっても、邪魔してしまった気まずい空気は今でも忘れません。営みを邪魔するのはどの生き物に対してもご法度であることを教わりました。

めでたしめでたし。

梅雨だ!蒸し蒸しだ!虫虫だ!

どうも、もりもりと申します。

亜熱帯域に属する沖縄では様々なイキムシ(生き物)が生息しています。
また、琉球列島は幾度の地形変動により現在の形を確立し、独立した各島嶼には貴重な固有種も多く生息しているのであります。
昆虫も例外ではありません。

私はそんな昆虫に心を奪われた人間の内の一人であります。
固有種に限らず昆虫及び生き物全般好きですが、専門家ではありません。

探索しては写真撮影を繰り返して楽しんでいるのですが、せっかく写真を撮っているので記録として残したいと思ったのがブログ設立の動機です。
完全に自己満と趣味の世界です。
学術的なことは言えないし、誤りがあるかもしれませんので閲覧する方はご注意下さい。(誤りがあった場合教えていただけると幸いです)

ぼちぼちと更新していく予定です。



さて、早速ですが最初の一発として、
現在飼育中の蛾をご紹介!

シタベニセスジスズメ
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第一腹節の目玉模様と第二腹節のさりげない点状模様があるのが特徴です。
体側面の星空みたいな無数の白点もハイカラであります!
食草はタイモ等で、この方にはクワズイモを与えています。
通常?というか私が見てきた中では緑色が多かったのですが、この個体は黒色でした。
終齢幼虫で発見したのでそろそろ蛹になると思われ。
早く床の準備してやらねば···。


先日、蛇の目模様のスズメガも発見。

セスジスズメ

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急ぎ足で地面を駆けめぐっていたので、蛹の場所を探していたのかもしれません。
なので写真はブレブレ。
無事羽化することを祈ります。